2024/09/02

9月21日(土)の講習会 会場:福岡市植物園

 受付                                                     12:30~

1:基礎講習              13:00~14:30

   花芽分化(萌芽)

      (講師:江上 志郎司)

     剪定後の花枝の仕立て方を学び、良い花を咲かせましょう。

2:テーマ別講習            14:30~16:00

   シュラブの品種や栽培管理について

       (講師:吉田 博美)

     最近、時流のナチュラルガーデン。宿根草とも相性がよい 

     シュラブの育て方を学びましょう。











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 閑話

 

 今年の大河ドラマ、「光る君」は紫式部の生涯を追っていますね。
 紫式部の書き記した源氏物語には様々な植物が出てきます。
 平安期、自然と人とが一体であったことが察せられます。
 薔薇はなかったのかと調べてみるとありました。
 
      北の東は、涼しげなる泉ありて、
      夏の蔭によれり。前近き前栽、
      呉竹、下風涼しかるべく、木高き森
        のやうなる木ども木深くおもしろく、
        山里めきて、卯花の垣根ことさらに
      しわたして、昔おぼゆる花橘、撫子
      薔薇、くたになどやうの花のくさぐさを植ゑて、
      春秋の木草、その中にうちまぜたり。
                紫式部
              「源氏物語」第21帖 「少女」(おとめ)

 
     ことしうはあらで、なまめきたる檜破籠ども、
     賭物などさまざまにて今日も例の人々多く召して文など
     作らせたまふ。階のもと、薔薇けしきばかり咲きて、
     春秋の花盛りよりもしめやかにをかしきほどなるにうちとけ
     遊びたまふ。
              紫式部
           「源氏物語」第10帖 「賢木」 (さかき)

 



 この平安時代の薔薇(さうび)は庚申バラの種類であろうと考えられます。
 庚申バラの学名はロサ・キネンシスといわれ中国原産。遣隋使、遣唐使より 
 日本に渡来したと思われます。外国の花 として愛でられたことでしょう。

 



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第145回 秋のバラ展 2024 11月2日(土)~4日(月)開催予定